2015年3月2日月曜日

昔のことわざ『宵越しのお茶は飲むな』

一晩置いたお茶、つまり一度お茶を淹れて時間が経ったお茶の葉で淹れたお茶は飲まない。ということです。

一煎しか湯を通していないお茶をすてるのはもったいないとばかり翌日の朝も淹れているというお話しを聞きました。

確かに一煎しか淹れていない茶葉を捨てるのはもったいないし、朝の忙しい時間はつい前日淹れた急須の中にある茶葉でお茶を淹れたくなる気持ちも分かります。

でも、昔のことわざはすごいですね!

もちろん宵越しのお茶は味も色も落ちますが、お腹をいためる原因となるヒスタミンなどができることがあります。

お茶の葉はたんぱく質が豊富で、水分を含んだ茶葉を温度の高いところに一晩置いておくと、空気中の微生物によって分解されて腐敗までいたらなくてもタンニンも出すぎれば消化不良もおこしやすくなります。

一度お湯を通した緑茶は生もの同等です。

個人的には一時間以内に、一煎・二煎・三煎と味わった後、すぐに急須を洗い乾燥することもおすすめします。